下駄とファッション

http://sousounetshop.jp/?pid=90816205去年から京都の「SOU・SOU」というお店で買った下駄を夏場にはいつも履いているのだけれど、これがなかなか良い。何よりも足の裏に桐の感触のある気持ちよさ。桐は軽いからスタスタ歩けるし、今日みたいな雨の日に水溜…

ぼくは藤沢数希が童貞であることを証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。作者: 藤沢数希出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/06/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る『ぼくは愛を証明しようと思う。』を読んだ。女性にフラれ続けて落ち込む主人公の27歳弁理士のわたなべ君が、勤務先の特許…

「自分のために書く」ということ ―「私」の需要を「私」が供給するクリエーション―

私のような零細ブロガーが文章を書くにあたって、何を目的にするか、ということが問題になる。多くの人に読んで貰いたい、アクセス数を増やしたい、ということはまずあると思う。より掘り下げて言えば、できるだけ多くの人に自分の文章で影響を与えたい、影…

パートナーと親密になるためのボディタッチの基礎

イケメンになるには整形しなければならないけれど、適切なボディタッチの技術を習得してイケメン風の挙動を身につけることは誰にでもできる。これは案外簡単なことなのだけれど、誰もきちんと解説しないので、私が書く。 ボディタッチの基礎 私は去年の5月に…

日本のフェミニズムの歴史と非モテの陥る「男女平等」の罠

一連の「弱者男性」議論と関連した下の匿名ダイアリーを読んでいて、ある既視感に遭遇した。 フェミニズムは、「女性の地位向上」ではなく「ジェンダーの不平等を解消するための運動」(ジェンダーフリー)だと私は理解しているんだけど、その観点から考えれ…

遠距離恋愛

昨日彼女と会った。彼女は今年の春から愛知で働いていて、私は京都にいるので、遠い。しかも彼女は平日にとびとびで休日があって、私は単位が足りないので毎日大学に行って就活もしていたりで、まったく会えない。夜に電話をかけても、残業で疲れていらいら…

「弱者男性」は何故フェミニズムを敵視するのか

「キモくて金のないおっさん」のインパクトがすごい。しかし、「金のない」は分かるとして、「キモくて」とはどういうことだろうか。「キモくて」は客観的な容姿の醜さのみではなく、自意識の要素を多分に含む曖昧な言葉のように思える。多様な解釈が可能だ…

結婚指輪のプレッシャー

就職活動をしている。内定はまだない。最近気になるものがあって、それは結婚指輪だ。鉄道会社の総合職の説明会に参加すると、絵に描いたように立派な先輩社員のお話が聞けるわけだけれど、ベテランも、若い人も、男性社員のほとんどが結婚指輪をはめている…

日本の痴漢の「黒い影」 ―埼玉県警とイギリス鉄道警察の痴漢対策の違い―

*1埼玉県警とイギリス鉄道警察(BTP)の対照的な痴漢対策の事例が報道されている。この2つの事例について私には大きく分けて2つの決定的な差異があるように思われる。 痴漢と対峙する主体が日本では被害者、イギリスでは警察 啓発・警告にとどまらない(バツ…

あまり大きな声では言えないけど乳首は気持ちいいです…

オトコのカラダはキモチいい (ダ・ヴィンチBOOKS)作者: 二村ヒトシ,岡田育,金田淳子出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2015/02/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る『オトコのカラダはキモチいい』を読んだ。この本は…

増田に書いた恋愛エントリをまとめてみた

このブログを作る前は「はてな匿名ダイアリー」(通称「増田」)に恋愛エントリを書いていた。これからはまとまった内容の記事はこっちに書くと思うので、今までに書いた増田をまとめてみた。増田は「タイトルで釣り、中身では釣らない」を信条にして書いて…

男性器中心主義を脱してセックスを豊かにする方法

前の記事では「男の不感症」について書いた。「男の不感症」とは、「男性である自分は男性器で感じなければならない、男性器でしか感じられないという思い込み」のことだと私は定義する。そしてこの思い込みは、パートナーに男性器以外の性感帯を触って貰っ…

「男の不感症」とは何か ―「ソープに行け」と言われて本当にソープに行ってしまった童貞たちの例を通して―

男の不感症 『感じない男』は、「男の不感症」という画期的な問題意識を提起した。森岡正博の「男の不感症」についての下に引用する語りに注目してみよう。感じない男 (ちくま新書)作者:森岡 正博発売日: 2005/02/08メディア: 新書 「男の不感症」は、二つの…

『ルポ 中年童貞』を読まずに中年童貞の生の声を読む方法

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)作者: 中村淳彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/01/29メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る『ルポ 中年童貞』という本が話題になっているが、下のtogetterを見れば分かるように、中村さんはどうも「中年童貞」…

「女性にとって都合の良い男性」とは何か ―男性性欲をコントロールする技術―

異性にとって都合の良い存在を演じる役回りはこれまで一方的に女性に担わされて来たが、今は男性も女性にとって都合の良い立ち回りを覚えないと恋愛できない時代だ。もちろん自然に振る舞えるのが恋愛の理想ではあるけれど、「異性の都合」も配慮できると色…

性愛の無い日常と有る日常の転換点 ―「あなた」の性欲を受け容れるということ―

*1若者のセックス離れが統計的に明らかになっているけれど、個人的にもこれはすごく身近に感じることで、というのも、私は一年前までセックスのことを都市伝説のようなものだと思っていた。それなのに、今は当たり前のようにセックスが日常に存在している。…

『すべてはモテるためである』に見る「考える恋愛」と「男性の中の女性の発見と育成」

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)作者:二村 ヒトシ発売日: 2012/12/02メディア: 文庫『すべてはモテるためである』は、モテる男性は恋愛について考えていて、モテない男性は考えていないという画期的な視点を導入した。モテる男性とは「イケメンのDQ…