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単位とれた!

今日の朝大学の成績開示があった。ギリギリ卒業要件を満たすように受講していたので一つでも落としたら卒業できず内定取消と婚約破棄のコンボで人生終了する状況で、恐怖に胃を痛めながら成績表をダウンロードしたけれど、無事全部通っていて、卒業要件ぴったりの単位数で卒業できることになった。卒業要件140単位中、私が学年別に取得した単位は、

  • 一年生:40単位
  • 二年生:15単位
  • 三年生:18単位
  • 四年生:67単位

こうなっていて、卒業に必要な単位の約半分(そのうち卒論関連が16単位)を今年度に取得したことになる。

そもそもこんな状況になってしまったのは、二年生の秋にサークル(創作系)の偉い先輩とTwitter(今のアカウントとは別のアカウント)で喧嘩して界隈八分を喰らったという何ともアレな経緯で廃人状態に陥ったことが原因で、去年の今頃は躁鬱的な傾向のある引きこもりというかなり悲惨な状態だった。

地元神奈川の地方都市のとある心療内科にて

流石にこんな状態で就活と卒論と膨大な単位取得をこなすのは不可能と考えて、去年の今頃、地元神奈川の心療内科に行ってみることにした。

待合室に座っていると、診察室の裏の扉を開けて受付にひょいっと先生が頭だけ出して来たのだけれど、その顔を見てギョッとしてしまった。蒼白い肌の女性で、長い黒髪が一筋顔にかかっていて、妖怪にしか見えない。ふと周りを見回してみると、待合室に座っている人たちの挙動も明らかにおかしい。ヤバいところに来てしまったと思った。

将来への絶望的な気持ちに支配されながら診察室に入ると、第一印象とは異なり、先生はユーモアのある明るい語り口で、見開きのノートにメモをとりながら私の話を丁寧に聞いてくれて、

「どうしましょうか。特に治療が必要な状態だとは思いませんが。すごく、まともでいらっしゃるので」
「まとも、ですかね」
「ええ。目を見て話してくださって、塞ぎ込んだりもしてないですし、逆に、ハイになり過ぎているということもなく」

と言ってくれた。「まとも」と言われて何だかすごく安心した気がする(心療内科的なテクニックなのだろうか)。取り敢えず治療は無しで、ヤバくなったら薬を処方して貰う、という方針になった。

自分の力で何とかした訳ではない

結局心療内科にはその後通うこともなく、就活も卒論も単位取得も無事にこなせた訳だけれど、これは自分の力で成し遂げたことではない。私の危機的な状況を知り、母はこの一年間惜しみない援助をしてくれた。私は何事も成し遂げられなかったけれど、他者に支えられているという事実を生まれて初めてまともに認識できるようになった。健康な精神を取り戻した今、母にはいつか恩返し出来たらと感じている。