丁寧な暮らしをしたいブログ

ITと日々の暮らしについて書きます。

奈良から茅ヶ崎に引っ越して、暮らしの成り立ちの違いに気づいた

3月に奈良から茅ヶ崎に引っ越してきた。

奈良と茅ヶ崎での暮らしの違いについて、感じていることを書いてみたい。

どうして茅ヶ崎に引っ越したのか

fuyu.hatenablog.com

きっかけは、私が転職活動をすることになったことだ。最近はフルリモート可の求人が限られるため、首都圏に住みたい気持ちがあった。

また、妻の勤務先である奈良の中小企業でも、社長に東京拠点を本格運用したい意向があり、夫婦そろって東京方面で暮らしたい状況が、ちょうどよいタイミングで重なった。

首都圏の中から神奈川県の茅ヶ崎市を選んだ理由としては、

  • 私の実家が隣の平塚市にあり、湘南地域になじみがあったこと
  • 不動産屋の担当者がサーファーで、自分のインスタを見せながら茅ヶ崎を猛プッシュしてきたこと
  • 実際に現地に降りてみたら、飲食店や個人商店が充実する様子に、奈良に近いものを感じて好ましく思ったこと

このあたりが大きい。

実際に住んでみると、生活圏の成り立ちがかなり違った

実際に住み始めてみると、奈良と茅ヶ崎では生活圏の成り立ちがかなり違うことに気づいた。

奈良で住んでいた近鉄奈良駅の周辺は、商店街や個人商店が生活を支えていた。近鉄奈良駅もJR奈良駅も、駅周辺には商業施設らしい商業施設がほとんどなかった。

一方で茅ヶ崎は、駅前の複合商業施設の存在感がかなり大きい。駅ビルのラスカや、少し歩いた先にあるイオン系の複合商業施設である「そよら湘南茅ヶ崎」に、ユニクロや無印良品、成城石井、カインズ、イオンシネマのような便利なテナントが揃っている。

どちらも駅周辺が充実している街ではあるのだけれど、その暮らしやすさの作られ方は異なる。奈良は伝統的な個人商店中心の世界で、茅ヶ崎はイオン的な複合商業施設中心の世界に近い。

徒歩圏が充実しすぎていて自堕落な奈良

奈良では、近鉄奈良駅とJR奈良駅のちょうど真ん中の一等地に住んでいた。生活は徒歩圏で高度に完結していた。

近鉄奈良駅とJR奈良駅の周辺はチェーン飲食店も充実しており*1、リモートワークで猛烈に仕事をして、近くの餃子の王将などで晩ごはんを食べる日々が続いた。

休日には、近鉄奈良駅前の商店街や、ならまちのあたりの文化的なエリアを散歩すると、それだけで満足してしまうところがあった。

もともとは斑鳩、天理、明日香、吉野などの奈良市以外の地域にも魅力を感じて奈良に移住したはずなのに、実際には徒歩圏からほとんど出ないまま5年があっという間に過ぎてしまった。

フルリモート勤務で自堕落な生活を続けたことで、体力もかなり落ちてしまったように感じる。

茅ヶ崎では丁寧な暮らしを始めたい

茅ヶ崎では、駅から徒歩25分ほどの場所に住んでいる。自宅の周辺は奈良にいた頃と比べるとだいぶ不便だ。

茅ヶ崎では、その不便さを逆に活かして、丁寧な暮らしを始めたいと思っている。

まず、自転車を買った。

少し遠い駅前まで運動がてら移動して、無印良品のような店で生活を整えるものを買い揃える。コンビニやチェーン飲食店に頼りきらず、自炊も少しずつ増やしていく。そんな暮らし方をイメージしている。

首都圏のつらいところ

茅ヶ崎のような関東の地方都市を含む、首都圏の居住地のつらさも見えてきた。

まず、家賃が高い。奈良では、駅近の新築で広い賃貸を安く借りられた。茅ヶ崎では、駅から遠く、奈良の頃よりも狭い部屋を借りるのに、3万円以上高い賃料を払っている。

また、茅ヶ崎のような比較的落ち着いたところに住もうとすると、東京から遠くなる。今度の勤務先の新宿の職場に通うのに、トータルで片道2時間近くかかりそうで、とても大変な気がしている。

地方都市のポテンシャルを活かせないのはもったいない

今回、奈良から茅ヶ崎に引っ越してみてあらためて思ったのは、日本は地方都市のポテンシャルを活かせていないのではないか、ということだ。

奈良のように、文化的な独自性と暮らしやすさを両立している日本の地方都市は数多くあると思うが、仕事が東京に一極集中しているせいで、そういった魅力的な都市に住む選択肢を持てないことがある。

茅ヶ崎に住んでみて、便利で活気のある街を好ましく感じる一方で、今の自分には選択し得ない地方の魅力的な都市の様子を想像すると、なんとも言えないもったいない気持ちになってしまうのだ。

*1:松屋、松のや、餃子の王将、やよい軒、吉野家、すき家、サイゼリヤ、どうとんぼり神座、モスバーガー、鳥貴族など。