下駄とファッション

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去年から京都の「SOU・SOU」というお店で買った下駄を夏場にはいつも履いているのだけれど、これがなかなか良い。何よりも足の裏に桐の感触のある気持ちよさ。桐は軽いからスタスタ歩けるし、今日みたいな雨の日に水溜まりを突破できる走破力もある。靴下を履くという作業を省略できるところも朝起きたくない勢にとっては有り難いよね。底にスポンジが貼ってあるから音も静か。その辺りの気配りもあるアイテム。でありながら地味に木の音が楽しめる奥深さもあり。底がそれなりに厚くて、非装着時よりも視点が高くなるのもスペシャルな感じがして最高に幸せな気分だ。

ちなみに「SOU・SOU」は足袋靴下も可愛い。

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と、いうような話を友人(中高一貫男子校卒の純粋培養非モテ。まともに話が出来た同じクラスの女性全員を食事に誘ったことによって、クラス中に悪い噂が広まり、今は休学して満州に旅に出たりしている)にしたら、

「僕も下駄買ってみようかな」
「下駄履いてモテるかもとか思っとるやろ」
「少しは」
「逆やで。下駄みたいな個性的なアイテムは基本的には非モテ度を加速させるから」
「そうなの」
「うん。履くならモテは度外視しないと」
「じゃあやめとこ」

私は高校生の頃ブーツカットジーンズに(KOFキャラみたいなイメージをカッコイイと思っていて)すごい嵌まっていたのだけれど、あれはめちゃくちゃ痛かった。

“おぐらえいすけ”さんが語る!『KOF XIII』その1 | THE KING OF FIGHTERS XIII オフィシャルブログ

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「“無難”が偉い」かどうかは知らないけれど、余程卓越したセンスを持っているのでなければ、ファッションを考える上で「無難」という視点は外せないと思う。好きではない服は着たくないけれど、好きな服を着られるとは限らない。着たい着られない服を着られるようにいつかなれたら良いと思う。