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「女性にとって都合の良い男性」とは何か ―男性性欲をコントロールする技術―

sexuality 恋愛

異性にとって都合の良い存在を演じる役回りはこれまで一方的に女性に担わされて来たが、今は男性も女性にとって都合の良い立ち回りを覚えないと恋愛できない時代だ。もちろん自然に振る舞えるのが恋愛の理想ではあるけれど、「異性の都合」も配慮できると色々と小回りが利く。今回は「女性にとって都合の良い男性」について書きたい。

女性にとって都合の良い男性

「女性にとって都合の良い男性」とは何か、という問いに対する私の中の答ははっきりしている。それは、自らの男性性欲を客観的に把握して確実にコントロールすることが出来る男性のことだ。男性性欲のコントロールは「低いレベルでのコントロール」と「高いレベルでのコントロール」に分けて考えることが出来る。

低いレベルでのコントロール

恋愛について色々なものを読んだり、彼女の話を聞いたりしていると、男性性欲から発せられる暴力が如何に女性を傷つけているか、ということが分かってくる。女性は男性性欲に晒される経験を通して男性性欲の発する危険なオーラ(気持ち悪いオーラ)を敏感に察知し、回避する能力を身につけている。

このような事情があるため、女性をメインの鑑賞者として想定した創作物の男性キャラのパーソナリティからは、男性性欲が徹底的に排除されている。

ディズニー作品は良い例となるだろう。

私は最近『アナと雪の女王』を見て、自らを解放してゆく女性とそれをサポートする男性の描写として、極めて完成度の高い社会批評が為されていると感じた。そこで、主人公アナの恋人役クリストフの挙動が如何にイケメンかということを解説する下記のようなツイートをしたのだけれど、これがディズニーファンにすごい勢いでリツイートされて驚いた。

クリストフの行動の判断基準から男性性欲は徹底的に除外されている。クリストフはそもそもアニメキャラなので、男性性欲を存在させないことも容易な訳だけれど、男性性欲を意識的に行動基準から外して、気持ち悪い男性性欲のオーラを消す程度のことは慣れれば生身の男性でも十分実行できる。私は路上でカップルを見かけるとサッと観察する気持ち悪い習慣を持っているのだけれど、今の20代で女性とデートしている男性は、男性性欲のオーラを消した上でパートナーのパーソナルスペースに入って親密に接する技術をほぼ100%習得している(逆に30代とか40代以上になると、ギラギラした男性性欲の気持ち悪いオーラを発散させて、パートナーとの距離が開いてしまっている男性が散見されるように感じる)。

ヤリチンもそのことは良く心得ていて、見かけ上の男性性欲を消す技術には長けているので注意が必要だ。

男性性欲のコントロールは上記の「低いレベルでのコントロール」が基本になる。男性性欲に理性を支配されないことによって、明晰な判断力で、パートナーの話を聞き、思いやることができるし、怯えさせることなくパーソナルスペースに入っていちゃいちゃすることもできる。

高いレベルでのコントロール

男性性欲の「高いレベルでのコントロール」は、最近流行の「壁ドン」で説明できる。はっきり言って、男性性欲に理性を支配されて「壁ドン」を試みる男性は一人もいないだろう。「壁ドン」を現実に理想的に実現するとしたら、高度な男性性欲の統制が要求されることは間違いない。

昔から「SはサービスのS、Mは満足のM」とよく言ったもの。SMプレイを楽しむカップルに話を聞けば、「そのような行為をするのは危険なことだからこそ、しっかりとした信頼関係が無いとダメ。」だと言う答えがよく返ってきます。

SMプレイでSにこそ思いやりが必要というのも良く聞く話だ。

まあ現実的には壁ドンもSMプレイもやらないとしても、セックスの最中のように、男性性欲が高まっているときにも、パートナーの身体への繊細な配慮は忘れないようにしたい。

まとめ

上記はあくまでも「女性にとって都合の良い男性」についての一般論で、実際には、余り堅苦しく男性性欲を統制し続けていても男女双方にとって望ましくないこともあるだろう。私も今はもう少し自然な方法を模索している。