あまり大きな声では言えないけど乳首は気持ちいいです…

『オトコのカラダはキモチいい』を読んだ。この本は、五反田の「ゲンロンカフェ」でのトークイベントを基にした対談形式で、章立ては

第一章 これからの(アナル)の話をしよう
第二章 20歳のときに知っておきたかった「雄っぱい」のこと
第三章 新宿二丁目で考える――タチはどこへ消えた?

こういう感じになっていて、金田さんと岡田さんのBLトークと二村さんのAV業界(と見せかけた二村さん個人の性癖の世界)についての語りを通して、男性のアナル(前立腺)と乳首の快楽、つまりペニスによる「攻め」とは異なる「受け」の魅力に徹底的にフォーカスした内容となっている。

この本はアナル(前立腺)の快楽について色々なことを教えてくれるのだけれど、それでもアナル開発は普通に痛そうだし怖いので私には無理。ただ、乳首の気持ち良さについては私も知っていたりする…。

※ここからは非常に気持ちの悪い惚気話なので読まないほうがいい。読まないほうがいい。読まないほうがいい。

彼女と付き合い始めるまで、自分が男性器以外で性的快楽を得られるという発想がまったく無かったのだけれど、初めて彼女にぱくっと首筋をくわえられた時に、受動的な快感の回路が繋がってしまった。

セックスの時も、私が上になるポジションからいちゃいちゃが始まることが多いのだけれど、突然ぐっと彼女が攻めに転じるタイミングがあって、私の身体は敏感過ぎるので背中とか指を触られるだけで「うう…」って声が出そうになってしまって、彼女の手が身体の前面に伸びてくるともう無理ってなって、ぐーって全力で彼女の身体を押しのけるのだけれど、彼女もすごい力で食らいついてきて、ぐぐぐ、って感じで鬩ぎ合いになる。「なんで、なんで駄目なの」とか言ってきて、「駄目なものは駄目だよ」って言うのだけれど、諦めてくれなくて「どうして、ちょっとだけだよ。ほら、ちょっとだけ。なんで駄目なの。ねえ、言って」と、執拗に聞いてくるので「だって触り方が急速だから…」と、消え入りそうな声で言うのだけれど、そしたら「分かった、優しく触ってあげる。ほら、抵抗しないで」と言ってくるので、仕方ないから大人しくするのだけれど、彼女の手がすすすっとユニクロの黒のヒートテックをたくし上げて来ると、期待感と恥ずかしさで胸が一杯になる。そして指で軽くとんとんって乳首にタッチされると気持ち良さが一気に解放されて「あん…ああ」って抑えたくても大きめな声が出てしまって、更に彼女の顔が舌を出しながら私の胸に収まって優しく舐めてくれる。もう意識を失うような快感の波が押し寄せて来て、「うん…はああ…すごい…すごい」って身体を捩じらせて感じてしまうのだけれど、そこでぎゅんって鋭い痛みが走って「痛っ」って、噛まれたって気づいて、ぼーんって彼女の身体を押しのけて「もー」って言いつつも完全に欲情にスイッチが入ってぐばあって今度は私が激しく彼女を攻めるターンに移行する。

まとめ

一度こういうの書いてみたかった。反省している。『オトコのカラダはキモチいい』はBLについて、男性の身体について関心のある人だったら大いに楽しめる充実したコンテンツなのでぜひ買って読んでみて欲しい。私の彼女も腐女子だ。