「包皮が被っている状態」の男性器を「仮性包茎」などと呼び異常な男性器扱いして、「包皮が被っていない状態」を正常とするのは日本人だけで、白人の男性器は皆「包皮が被っている状態」であることを啓発する記事が投稿された。私も以前、日本の包茎治療の闇について自らの青春時代の包茎治療体験を基に書いたことがある。
元記事はMiyakeさんがジムで白人の男性器を実際に観測した成果をベースにして書かれていて参考になるけれど、日本人男性の性器に対する認識を「包皮が被っている状態」と「包皮が被っていない状態」の二択で語るのはやや雑なように感じる。
日本人男性の性器認識
対して、日本人男性の性器認識を図式化するとこうなる。
治療が必要な「包茎」をわざわざ「真性包茎」と呼び、欧米では正常な男性器とされる男性器に様々な認識の分岐が見られるが、常時剥けている状態を理想とする方向に関心が働いていることに注目したい。また、点線で示した、手術は受けずに、成長の過程で自然に包皮が退化して亀頭を覆えなくなっている状態の男性器が究極の理想とされるが、果たして実在するものなのか私には未だ確認出来ていない。
亀頭のカリ首に包皮を引っ掛ける日本人男性の所作
包皮除去手術を受けていない日本人男性は、「剥けチン」に見せかける為に「包皮を亀頭のカリ首に引っ掛けて落ちて来ないようにする」という所作を行う。『をのころん』という漫画にその様子が詳しく描かれている。
- 作者:ルノアール兄弟
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: コミック
『アラサーちゃん』でもネタにされている。
- 作者:峰 なゆか
- 発売日: 2014/05/17
- メディア: 単行本
この包皮を亀頭のカリ首に引っ掛けるパターンにも、『をのころん』にあるような、銭湯など公の場でのみ引っ掛けるタイプと、常に引っ掛けておいてある種のクセが付いた状態でホールドされているタイプのものがある。
何故このような風習が日本でのみ出来上がったのか、まったく謎だ。包茎手術詐欺に嵌まる青少年が後を絶たないので、早急な性教育の充実が求められる。